後悔しない外壁塗装の為に絶対やるべき事5つ
1.外壁塗装について勉強して知識を深める。
悪徳業者は発注する側に知識が無いのを良い事に法外な金額をふっかけたり手抜き工事を行って人件費を削り儲けようとします。
こちらが知識を持っていれば手抜き工事を見抜く事ができますし、知識をもっている事をアピールする事で不正をけん制し、未然に防ぐ事に繋がります。
2.相見積もりをとる。
騙される人の多くが複数業者から見積もりをとる事無く、1社からの見積もりだけで塗装工事の契約を決めてしまっています。一括見積もりサイトなどを利用して最低でも3〜5社比較しましょう。
外壁塗装の一括見積もりサイトを利用すればわずか10秒ほどの入力で簡単に相見積もりをとる事ができます。
複数社の見積もりをとる事で業者間に競争原理が働いて金額が抑えられ、少なくとも法外な金額をふっかけられる事は防げます。
3.約束事は書面に記載してもらう。
契約は見積書や契約書など書面に書いてある事が全てです。塗ってもらえると思っていた部分が塗装して貰えなかったり、使用するはずの塗料が違ったりしては困ります。
故意の場合やお互いの認識の違いなど原因はいろいろあると思いますが書面に載せておけば間違いありません。
塗装範囲や塗料名、使用する塗料缶数など実施して欲しい事は見積書や契約書などの書面に全て記載してもらいましょう。
また不明な点は事前に聞いておきましょう。
そして契約する際は見積もり書に記載の金額のみで良いのか後で追加請求は無いのかしっかり確認をとりましょう。
4.必ず自分の目で確認する。
外壁塗装は数十万〜百万単位でお金のかかる大変高額な工事です。
その割にいざ工事が始まってしまうと業者にお任せで丸投げしてしまって完成するまで自分の目で確認してまわる方は少ないように思います。
私自身、実際に家の外壁塗装を依頼してみて感じた事ですが、業者任せにせず、各工程でなるべく自分の目で見て塗り残しがないか等を確認した方が良いと思います。
そして、疑問に思った事や手直しして欲しいところが有れば我慢せず、素直に担当者に伝えた方が後々満足のいく工事になります。
特に下塗りなどは上塗りほどはしっかり塗られておらず、塗りがあまかったり、塗り残こしが有る場合もあると思います。(我家の場合はそうでした。詳しくはこちら)
職人さんは大変感じの良い方でしたので悪気があったとは思えません。下塗りが塗れていない部分があってもその後の中塗り、上塗りで隠れるという考えで、これは悪気なく、塗装業界の現場サイドでは多く行われている事だと感じました。
しかし、下塗り剤にはその後塗る塗料をしっかりくっつける糊の役目があるので中塗りと上塗り同様、塗りの1回目としてしっかり塗られている必要があると思います。
塗装は塗料メーカーの仕様どおりの希釈率、塗り回数で塗ってはじめて期待耐用年数もつのです。たとえ部分的にでも下塗りが塗られていない部分があればその部分の強度は損なわれてしまうでしょう。
我家でも下塗りの手直しをお願いした結果、隅々まできっちり塗ってくださったし、中塗りの段階でも待ち針がささりそうなほど、スキマ無くしっかり塗ってくださいました。
ちくいち見てまわって確認すると業者さんを信用していないようで心苦しく感じるかもしれませんがそこは気にせず、確認すべきだと思います。
やりにくければ業者さんが帰ってから確認しても良いでしょう。外壁塗装は大変高額な工事ですから業者任せにせず、自分の目で確認しましょう。ただし足場に上る場合は自己責任なので充分注意してください。
5.作業前の状態の写真をとっておく。
塗装工事のトラブルで意外と多いのは家の破損や塗装の汚損だそうです。例えば足場の部材をぶつけたり、工具を落としたりする事で玄関先のタイルが割れたり、玄関ドアやレンジフード、エアコンの室外機などを凹ませたりキズつけたり、塗料で汚す等の事故がけっこうありトラブルとなるのだそうです。
ですから家の周りをぐるっとまわり、玄関前のタイルや外壁などひととおり工事前の異常の無い状態を写真にとっておきましょう。また、盆栽や置物など壊れやすいものは玄関内にしまうなど避けておきましょう。
そうする事でいざ何かが破損した場合、工事中の事故が原因で破損したという事実をしっかり証明できるので、話がスムーズに運びます。
我家の場合も工事が完了した後、タイルが割れているのを発見しました。けれどそれが元々割れていたのか工事中に割れてしまったのかがはっきりしないので言わずじまいです。

後で後悔しない為にこれから外壁塗装工事をされる方は絶対に現状の写真をとっておいた方が良いと思います。